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経常収支は4カ月連続黒字、19カ月ぶり輸入減

 7月8日、財務省が発表した国際収支状況速報によると、5月の経常収支は5228億円の黒字となった。都内の港で2012年3月撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 8日 ロイター] - 財務省が8日発表した5月の経常収支は5228億円の黒字となり、ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値(4036億円程度の黒字)を上回った。黒字は4カ月連続。前年比では7.7%減だった。

季節調整値でも3846億円の黒字(前月は1305億円の黒字)となり、2カ月連続の黒字となった。輸出の増加に加え、輸入が19カ月ぶりに減少し、貿易収支が改善した。

貿易サービス収支は7441億円の赤字となった。このうち貿易収支は、輸出が前年比2.0%増の5兆7188億円となり、前年比で1379億円赤字幅が縮小した。輸入は前年比0.4%減の6兆3947億円だった。前年比での輸入の減少は19カ月ぶり。原粗油(15.1%減)や、スマートフォンなど通信機(同36.7%減)の輸入が大きく減少した。

サービス収支は682億円の赤字となり、赤字幅が拡大した。特許権や著作権などの知的財産権等使用料の受け取りが過去最大の4810億円となったが、その他サービス収支が赤字となった。

投資に伴う利子や配当の収支を示す第1次所得収支は1兆4779億円の黒字となった。証券投資収益が増加した半面、直接投資にかかわる配当金などの受け取りが減少し、全体としては前年比3.2%減と黒字幅が縮小した。第2次所得収支は2110億円の赤字となった。

5月経常収支が4カ月連続で黒字となり、黒字幅も季節調整値で前月から拡大したことについて、SMBC日興証券のシニアエコノミスト、宮前耕也氏は内需縮小に伴う輸入減少が大きかったという意味では、どちらかと言うと悪い黒字幅拡大だと分析している。

石田仁志

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