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スカイマークの「A380」導入中止も、エアバスとの交渉難航

7月29日、スカイマークは大型旅客機「A380」導入をめぐり、欧州航空大手エアバスとの交渉が難航しており、導入計画の中止も含めて協議していることを明らかにした。2009年撮影(2014年 ロイター)

[東京 29日 ロイター] - スカイマーク9204.Tは29日、大型旅客機「A380」導入をめぐり、欧州航空大手エアバスAIR.PAとの交渉が難航しており、導入計画の中止も含めて協議していることを明らかにした。

近年の円安や競争激化で経営環境が厳しくなっているのを受けて、今年4月から購入計画の一部変更をエアバスに申し入れて話し合いを続けていたが、スカイマークが大手航空会社の傘下に入ることをエアバスが契約変更の条件の一部として要求しているため。

これに対し、スカイマークは「経営の主体性を揺るがすような要求は受け入れられない」として大手傘下入りを拒否している。しかし、エアバスは傘下入りを拒否してA380をキャンセルした場合は「常軌を逸脱した法外な」違約金を提示しているという。

スカイマークは当初、A380型機6機(うち2機はオプション)をカタログ価格約1150億円(オプション2機含まず)で購入し、14年度以降に順次導入する予定だったが、広報担当者は「A380型機導入の有無を含めて検討している」という。

  スカイマークは早ければ今年12月にもA380型機を導入し、同社初の国際線として成田―ニューヨーク線の運航を予定していた。14年度中に予定していた国際線への参入が延期になる可能性が出てきた。6月には機内の厨房などの部品供給の遅れにより、当初の予定から最大で半年ほど導入が遅れるとしていた。

航空会社は通常、機体納入時に価格の大半を支払う。しかし、スカイマークは円安による燃料費の増加などにより、2014年3月期は5期ぶりの赤字決算となり、代金支払いに不安が生じていた。同社は「収益が悪化しているとはいえ、いまだ無借金」で、6月から運航を開始した全席幅広のシートを特徴とするA330型機の搭乗率も向上しており、「他社の傘下に入ることなど考えられない」としている。

*写真のキャプションを修正し、再送します。

白木真紀 編集:田中志保、内田慎一

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