[ジャクソンホール(米ワイオミング州) 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は22日、欧州でインフレが一段と低下すれば物価安定に対するリスクとなるとの考えを示し、そうなればECBは対処するために「利用可能なあらゆる手段」を行使すると述べた。
ドラギ総裁は、「ECB理事会はこうした動きを認識し、中期的な物価安定を確保するために、責務の範囲内において利用可能なあらゆる手段を行使する」と述べた。
ただ、このところの欧州のインフレ低下については、エネルギー価格やウクライナ危機などの一時的な要因によるものとの認識を示した。
同総裁は米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれているカンザスシティー地区連銀主催の経済シンポジウムに出席している。
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