[東京 6日 ロイター] - 安倍晋三首相は6日、11月8日に北京で開かれる環太平洋連携協定(TPP)閣僚会合は、TPP交渉の早期妥結に向けて重要との認識を示した。TPPに関する主要閣僚会議の冒頭に述べた。
安倍首相はTPP交渉について「アジア太平洋にひとつの経済圏を作るという、歴史上初めての試みだ」とし、「交渉は大詰めに入っている。最終局面が一番難しい。参加12カ国が大きな困難を乗り越え、それぞれが柔軟性を発揮して、アジア太平洋地域の新しい歴史の扉を開きたい」と語った。
そのうえで「私もAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の機会を利用して、TPP交渉参加国のリーダーに早期妥結へ向け指導力を発揮するよう促していく」との考えを示した。
石田仁志 編集:山川薫
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