[北京 18日 ロイター] - 12月の中国主要70都市の新築住宅価格は、前年比4.3%下落し、11月の3.7%から下げが加速した。国家統計局が発表したデータに基づき、ロイターが算出した。前月比では0.3%下落し、8カ月連続の下落となった。ただ、0.5%の下落を記録した11月からは鈍化した。
新築住宅価格は、主要70都市中68都市で前年から下落した。
不動産コンサルティング会社センタラインのリサーチ部門代表、Liu Yuan氏は「住宅市場の冷え込みは今年も続くだろう。中小都市の不動産市場では、在庫の解消が2015年も引き続き主要課題だ」との見方を示した。
広東省の開発業者幹部は「在庫は高水準だ。在庫がはけるまで価格を引き上げられない」と述べ、「販売は増加したが価格は上向いていない。値上げは難しい状況だ」と語った。
統計局データによると、12月の主要70都市の不動産販売は前月比9%近く増加し、2014年の最高を記録した。
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