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サーベラス、日本の陣容を大幅縮小=関係筋

 5月12日、米投資会社サーベラスが東京の陣容を大幅に縮小させた。在日拠点の業務は、保有する西武ホールディングス株の管理だけとなる。写真は傘下の西武鉄道。2013年6月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 12日 ロイター] - 米投資会社、サーベラスが東京の陣容を大幅に縮小させた。複数の関係者が明らかにした。日本での新たな投資案件が見通せないためで、当面、日本での新規投資は行わない方針とみられる。

関係者によると、在日拠点の現地法人、サーベラス・ジャパン(東京都千代田区)の鈴木喜輝社長ら主要メンバー約15人が今春に同社を退社。COOを務めるブライアン・サンダース氏ら数人が残るものの、業務は保有する西武ホールディングス9024.T株式の管理だけとなる。

サーベラスは昨年、大口投資先として残っていた国際興業(東京都中央区)のほか、昭和地所(同)の資金回収を相次いで終え、残る小規模な投資先の処理も進めてきた。一方で、新たな投資先の発掘なども検討してきたが、投資に適する案件が見通せないことなどから、陣容の大幅縮小に踏み切ったとみられる。関係者の1人は「日本からの事実上の撤退」と話している。

現在残っている投資先は、保有比率約35%の西武ホールディングスだけとなる。ただ、保有する西武株式を担保にあおぞら銀行8304.Tや三井住友銀行など複数の銀行からノンリコース・ローン(非遡及型融資)で資金を調達しており、事実上、一部の資金回収を終えている。

サーベラスは、1990年代後半に日本に進出。あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)やダイア建設、木下工務店など破たん企業の債権や株式を割安で取得し、再生後の売却などで資金回収を図ってきた。

サーベラスは「新たな経営体制をもって、日本における投資機会の調査に引き続き注力していく」とのコメントを出した。

布施太郎 編集:田巻一彦

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