[ワシントン 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した4月の米鉱工業生産指数は前月比0.3%低下した。予想は0.1%上昇。鉱業と公共事業が軟調だったことが重しとなった。
低下は5カ月連続。米経済は第2・四半期入り後も勢いを欠いていたことが示された。
3月の指数は0.3%低下と、当初の0.6%低下から修正された。
4月は鉱業が0.8%低下。石油・ガス掘削が14.5%低下となったことが響き、4カ月連続での低下となった。公共事業は1.3%低下。製造業は横ばい。
設備稼働率は78.2%となり、前月の78.6%から低下。1月以来の低水準となった。FRB当局者は経済に内在するスラック(需給の緩み)を推し量るため、設備稼働率に注目している。