[アテネ/ミラノ 17日 ロイター] - ギリシャのサマラス首相は17日、市場混乱に備えた信用枠の設定を含め、国際支援脱却後の対応について貸し手と協議していると明らかにした。
首相は声明で「追加支援は必要ないとギリシャ側からは明確に示している」とし、「初期の移行段階について、パートナーや貸し手と真剣な協議が行われている」と述べた。
首相はまた、ロイターのインタビューで、来年、解散総選挙に追い込まれるとの見方を否定した。予備的な信用枠の設定をめぐり協議が行われるなど、国際支援の早期脱却に向け前進しているとし、「選挙は議会の任期が切れる2016年6月に行われる」と言明した。
また構造改革を断行する決意をあらためて表明した。
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