[ニューヨーク 17日 ロイター] - 17日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し小幅高。今週は世界経済の成長懸念から振れの激しい展開となっていたこともあり、朝方発表された米消費者信頼感指数が底堅かったことを受け、安心感が広がった。
10月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は86.4と、低下を見込んでいた市場予想に反し、2007年7月以来の高水準となった。
バークレイズの為替リサーチ・グローバル主任のホゼ・ウィン氏は「今週は売り込まれたが、行き過ぎだったとの見方が出てきている可能性がある」としたうえで、バークレイズは引き続きドル買いを奨励すると述べた。
終盤、ユーロ/ドルは0.36%安のの1.2761ドル。一時、1.2745ドルまで下げた。
ドル/円は0.52%高の106.87円。一時、106.89円まで上昇した。
BKアセット・マネジメントのマネジング・ディレクター、キャシー・リエン氏は、米株価の回復を手掛かりにリスク回避の動きが幾分弱まり、ドル/円の上昇に寄与したと指摘した。
ドル/スイスフランも0.39%高の0.9461フラン。一時、0.9474フランに上昇する場面もあった。
主要6通貨に対するドル指数は0.26%高の85.185。ただ、週足では2週連続で低下する見通し。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」