[ニューヨーク 17日 ロイター] - 17日の米金融・債券市場では、国債価格が続落。ミシガン大消費者信頼感指数が予想外に上昇したことや米欧の株価が値上がりしたことが国債売りにつながった。
指標10年債価格は10/32安、利回りは2.190%。一時2.229%をつける場面もみられた。
10月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は86.4と、2007年7月以来7年3カ月ぶりの高い水準となった。市場予想は84.1で、9月確報値の84.6からの低下が見込まれていた。米経済に対する明るい見方が押し上げ要因となった。さらに9月の住宅着工件数が前月比6.3%増の年率102万件と市場予想を上回ったことも売り要因となった。
サムソン・キャピタル・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、ジョナサン・ルイス氏は、消費者信頼感指数の上昇に加え、前日の週間新規失業保険申請件数の健全な減少やブラード米セントルイス地区連銀総裁の「量的緩和(QE)を今終わらせるべきでない」といった趣旨の発言が材料になったと述べた。
30年債価格は11/32安、利回りは2.958%。一時3.005%をつけた。
7年債価格は10/32安、利回りは1.862%。
Tボンド先物12月限は16/32安の142─29/32。
Tノート先物12月限は13/32安の127─20.50/32。
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