[ 21日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは21日、2015年末時点のドル/円相場見通しを10円引き上げ、1ドル=130円とした。
さらに、2016年末時点で135円、17年末時点で140円になると予想した。
今週発表された日本の7─9月の実質国内総生産(GDP)速報値は1.6%減と、2四半期連続でマイナスとなり、安倍晋三首相は消費増税の先送りと衆議院解散・総選挙を表明した。
これを受け、過去1カ月に10%超下落していたドル/円は今週7年ぶり安値をつけた。
また、10月31日には日銀が予想外の追加緩和を決定。市場ではサプライズと受け取られた。
ゴールドマンのアナリストはリサーチノートで「インフレに注目していれば、追加緩和の確率が高まっていたことを把握していただろう」と述べた。
ユーロ相場については、2015年末時点で1ユーロ=1.15ドルで推移し、2017年末までにパリティ(等価)まで下落すると予想。現時点では1.2419ドル付近で取引されている。
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