[ロンドン 26日 ロイター] - 仏食品大手ダノンDANO.PAは保有するヤクルト本社2267.Tの株式20%の売却を検討している。ブルームバーグ通信が26日、関係筋の話として報じた。 保有株は20億ドル相当に上る。
ダノン、ヤクルトのコメントは現時点で得られていない。
報道によると、ダノンは売却に関し社内で協議したが、計画はまだ初期段階にあり、最終的な決定は下されていない。
両社は昨年、9年に及ぶ提携関係を解消し、より緩やかな協力体制へと移行した。
ダノンは収益改善に向け、欧州以外に新たな成長の活路を求めている。ヤクルト株を売却すれば、事業てこ入れに向けた買収資金を確保できるとみられている。
ロイターは前月、ダノンが乳幼児向け食品の米ミード・ジョンソン・ニュートリションMJN.Nの買収検討を決定したと報じた。ダノンはその後、報道を否定している。
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