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中銀の刺激策、将来のインフレリスク誘発=PIMCOグロース氏

[ニューヨーク 1日 ロイター] 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のビル・グロース共同最高投資責任者(CIO)は、中央銀行の緩和的な金融政策は今年、先進国に経済成長をもたらすが、将来的にインフレリスクを招くとの見解を示した。

グロースCIOは投資家向けの月報で、中銀の刺激策が「大規模な」信用を生み出してきたことを強調。そのうえで、信用拡大によって、先進国経済は今年成長を遂げるものの、構造的なリスクおよびインフレリスクが発生すると指摘した。

投資見通しについては、「期間が5年」の債券や配当利回りが3─4%の株のほか、実物資産や商品も推奨した。

また、グロースCIOは「2008年当時、中銀当局者は債務の規模についてまったく認識していなかった。正直なところ、現在も把握していないのではないか」と述べた。

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