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米輸入物価はマイナス、エネルギーや食品価格の下落反映

6月12日、米労働省が発表した5月の輸出・輸入物価統計によると、輸入物価は前月比1.0%下落した。写真は米国に輸入され船舶から下ろされるコンテナ。ロサンゼルスで2010年10月撮影(2012年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ワシントン 12日 ロイター] 米労働省が12日発表した5月の輸出・輸入物価統計によると、輸入物価は前月比1.0%下落した。エネルギーや食品価格の下落を反映し、2010年6月以来最大の下落率となった。

エコノミスト予想と一致した。4月は横ばいと、速報値の0.5%下落から上方修正された。

前年比では0.3%下落し、2009年10月以来初めて下落に転じた。

燃料や食品価格を除いた輸入価格は横ばい。工業供給品や自動車などの価格動向が影響した。資本財価格は変わらずだった。

今回の統計によって、全般的なインフレ圧力は抑制されているとする米連邦準備理事会(FRB)の見方が改めて裏付けられ、欧州債務危機が悪化する中で世界的な需要の弱さも浮き彫りとなった。

野村証券(ニューヨーク)の首席エコノミスト、エレン・ゼントナー氏は「4月以降、価格圧力が弱まり、米連邦公開市場委員会(FOMC)に一段の量的緩和余地が生まれている。家計の可処分所得も幾分増え、企業利益への圧力も緩和されている」と指摘した。

5月の石油輸入価格は4.2%下落し、2年ぶりの大幅な下げを記録した。前月は0.4%下落していた。食品・飼料・飲料は0.7%下落。前月は0.1%上昇していた。自動車・同部品は0.1%下落した。

こうしたなか、5月の輸出価格は0.4%下落。昨年12月以来の下落で、エコノミスト予想の0.1%下落より下落率が大きかった。前月は0.4%上昇していた。

前年比では0.1%下落。2009年10月以来のマイナスとなった。

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