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英格付け見通しをネガティブに変更、格付けは「AAA」=S&P

[ロンドン/ニューヨーク 13日 ロイター] 格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は13日、英国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。景気の回復が遅れ、まだら模様となる可能性があるためとした。格付けは「AAA/A‐1+」に据え置いた。

S&Pは、一般政府債務(ネットベース)の対国内総生産(GDP)比率が2015年も上昇するとの見通しを示し、このため格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更すると表明。これは「英国の経済・財政動向がわれわれの現在の想定以上に悪化した場合、3分の1の確率で格付けを引き下げる可能性があることを反映している」と説明した。

想定以上に悪化した場合、格下げは向こう2年以内に行われる可能性があるとし、「景気回復が遅延し、かつ一様でない場合、もしくは(財政)緊縮化に向けた政治的なコミットメントが弱体化した場合、格付けが引き下げられる公算が大きい」とした。

オズボーン財務相は5日に議会で行った秋季財政報告で、英経済成長見通しの悪化により、債務の対国内総生産(GDP)比率を2015/16年までに低下させる目標の達成期限を1年遅らせることを余儀なくされることを明らかにしている。

主要3格付け機関のうち、英国の格付け見通しを「安定的」に維持していたのはS&Pだけだった。

S&Pによる格付け見通し変更を受け、英財務省報道官は「S&Pは政府の『財政上の責務を果たす強いコミットメント』を肯定し、『財政緊縮化のペースと規模』の手綱を緩めることに対し特に警告している」と述べた。

スコシアバンクの英国エコノミスト、アラン・クラーク氏は、英経済が政府の現時点での予想以上に改善しない場合、主要格付け機関の1つが格下げに踏み切るリスクがあると指摘。「英国の格付けはまだ引き下げられていないが、その時期は近づいている可能性がある」と述べた。

*内容を追加して再送します。

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