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欧州委、特殊鋼管めぐり中国をWTO提訴へ=タヤーニ副委員長

[パリ 12日 ロイター] 欧州委員会は、中国が海外製の特殊鋼管に反ダンピング(不当廉売)課税をかけていることは不当として世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を固めた。欧州委のタヤーニ副委員長(産業・起業担当)が12日、明らかにした。

同副委員長は記者団に対し、「日本がすでに行ったように、欧州委のデフフト委員(通商担当)が、WTO提訴の手続きを進めている」とし、「まだ開始されたばかりだが作業は現在進められている。向こう数日以内に新たな発表を行う」と述べた。

対象となっているのは、発電所などで利用されるシームレス(継ぎ目なし)高性能ステンレス鋼管。欧州ではスペインのTubacex TUBA.MC やドイツのザルツギッター SZGG.DE などが製造している。同問題をめぐってはすでに日本が前年12月にWTOに提訴した。

関係筋は11日、ロイターに対し、早ければ13日か14日にも提訴に踏み切る可能性があると明らかにしていた。

欧州連合(EU)と中国の通商問題をめぐっては、EUが中国製の太陽光パネルへの反ダンピング課税を導入したのに対し、中国は欧州産のワインに対する調査を開始、欧州車にも不当廉売の申し立てが行われるなど、摩擦が広がりつつある。欧州委の提訴は、中国のシームレス鋼管に対する関税は、客観的な事実で正当化されたものではなく、むしろ1種の対抗措置であると位置づけるものとなる。

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