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第一三共とグラクソ・スミスクライン提携、日本にワクチン合弁会社

[東京 2日 ロイター] 第一三共4568.Tと英グラクソ・スミスクラインGSK.Lは2日、日本でワクチンの開発、販売を手掛ける合弁会社「ジャパンワクチン」を設立すると発表した。

ワクチン後進国と言われる日本では、ビジネス機会が増加するとみられており、豊富な製品、パイプラインを有するGSKと提携することで、国内に必要とされるワクチンの導入を図り、事業の拡大につなげる。

新会社の資本金は1億円で、両社が折半出資する。7月2日に事業を開始する。両社が保有するワクチンの開発権と販売権を継承。日本における両社のワクチン事業の後期臨床開発、マーケティング、営業を集約する。予防ワクチンに特化した会社として、まずは、すでに販売している製品や、現在開発中のワクチンを取り扱う。従業員は約200人で、このうち、営業を担当するMRは約120人。

第一三共の中山譲治社長は会見で「日本に入れなければならないワクチンはたくさんある」として、日本でのワクチン事業でナンバーワンを目指す考えを示した。新会社が海外展開する可能性については「今その計画はないが、夢はいろいろとある」と述べるにとどめた。売上高など具体的な計画は、現在策定中として、明らかにしなかった。

第一三共の2010年度のワクチン売上高は178億円、12品目を販売している。北里研究所(東京都港区)と第一三共との合弁、北里第一三共ワクチンは、生産に力を入れる関係会社として存続する。また、サノフィと提携して「ヒブワクチン」を扱っているが、この提携は「今後も継続する」(中山社長)。

グラクソ・スミスクラインは、予防ワクチンと治療ワクチンの分野で30品目以上のワクチンを販売する世界シェア1位の企業。2011年の世界売上高3兆2864億円のうち、ワクチン売上高は4196億円。日本におけるワクチンビジネスは、世界のワクチン売上高の10%程度となっている。

日本は他の先進国に比べてワクチンが広がっていない。ただ、予防医療に重点を置く観点から、ワクチンへの注目が高まっており、武田薬品工業4502.Tなども力を入れて取り組む方針を示している。

(ロイターニュース 清水律子)

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