[シンガポール 2日 ロイター] シンガポールのDBSグループ・ホールディングスDBSM.SIは、91億シンガポールドル(72億4000万米ドル)で、インドネシアのダナモン銀行BDMN.JKを買収することで合意した。株式と現金を組み合わせた買収価格は、ダナモンの株価に52%程度プレミアムを乗せた水準。
DBSは、まず62億シンガポールドルを株式で支払い、シンガポール政府系投資機関テマセク・ホールディングスTEM.ULから、ダナモン株67.37%を取得するとしている。
その後、現金でダナモンの少数株式を取得する方針。
DBSはテマセクに1株当たり14.07シンガポールドルで、4億3900万株の新株を発行する。テマセクはすでにDBSの株式約29%を保有している。
DBSがすでに保有しているインドネシア資産を合わせると、今回の買収でDBSはインドネシア5位の銀行となる。
クレディ・スイスCSGN.VXとモルガン・スタンレーMS.NがDBSの共同金融アドバイザーを務める。法務アドバイザーは、ウォンパートナーシップとハディプトラント・ハディノト&パートナーズ。
DBSはまた、マレーシアの中堅行アライアンス・ファイナンシャルALFG.KLの株式14%の取得に向け、テマセクの部門と協議を開始することをマレーシア中央銀行が承認したと明らかにした。
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