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中尾財務官「緊張感持って市場動向注視」、為替介入辞さない構え

5月1日、中尾武彦財務官は、「必要な場合に、適時適切に対応できるよう緊張感を持って市場動向を注視していく」と述べ、投機的な動きに対して為替介入も辞さない構えを示した。写真は1月、香港で撮影(2012年 ロイター/Bobby Yip)

[東京 1日 ロイター] 中尾武彦財務官は1日、ドル/円が約2カ月ぶりに80円を割り込み円高が進行していることについて、市場の思惑で「やや急速に円高が進行している」と懸念を示し、「必要な場合に、適時適切に対応できるよう緊張感を持って市場動向を注視していく」と述べ、投機的な動きに対して為替介入も辞さない構えを示した。

財務省内で記者団に語った。

財務官は、このところ一段と円高が進行していることについて「先週末以来、市場の思惑によりやや急速に円高が進行していることを懸念している」と警戒感を示した。

そのうえで、「今週は日本の大型連休で市場での取引が少なくなるとみられ、こうしたタイミングを見計らって投機的に円高を仕掛ける動きがないか、十分に警戒する必要がある。必要な場合には、適時適切に対応できるよう、引き続き緊張感をもって市場動向を注視していく」と市場をけん制した。

(ロイターニュース 吉川 裕子)

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