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米ファイザーとJ&J、アルツハイマー病治療薬の開発中止

8月6日、米製薬大手ファイザーとジョンソン・エンド・ジョンソンは、アルツハイマー病治療薬、バピヌズマブの開発を取り止めると発表した。写真は2003年、ニューヨークで撮影(2012年 ロイター/Jeff Christensen)

[ニューヨーク 6日 ロイター] 米製薬大手ファイザーPFE.Nとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)JNJ.Nは、アルツハイマー病治療薬、バピヌズマブ(bapineuzumab)の開発を取り止めると発表した。臨床試験(治験)で期待された効果がみられなかったため。

これ以上の治験およびフォローアップ研究は行わず、第3・四半期にこれに関する費用を計上する。

ファイザーは7月23日に、バピヌズマブの軽度から中度の症状の患者を対象とした後期段階の重要な臨床試験4つのうちの最初の臨床試験で有効な結果が得られなかったと発表した。アルツハイマー病を発症させる可能性が高いとされる遺伝子型ApoE4を持つ人を対象に行われたこの治験では、投薬の目標だった認識能力や生活機能の改善はみられなかったという。

ファイザーの薬品開発部門の責任者は声明で「治験結果に非常に失望している。中・軽度の患者に著しい進歩を提供する機会を失ったことに衝撃を受けている」と述べた。

J&Jは治験の中止に関連した費用3億─4億ドルを第3・四半期に計上する予定としている。

発表を受け、ファイザー株とJ&J株は時間外取引で共に下落した。

ファイザー株とJ&J株については、業界アナリストから、多くの投資家はアルツハイマー病治療薬が成功した場合の保険として保有しているとの指摘が出ていた。アルツハイマー病治療薬は、有力な収益源となり得る。アナリストの間ではバピヌズマブの年間売上高がゼロ─10億ドル超と予想されていた。

アルツハイマー病治療薬をめぐる関心は、イーライ・リリーLLY.Nが開発中のソラネツマブ(solanezumab)に移る。

*記事の体裁を整えて再送します。

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