[オスロ 22日 ロイター] スウェーデンの家具大手イケアは22日、2020年までに再生可能エネルギーへの移行を行い、商品に使用する木材を上回る量の植樹を行うという環境への取り組みを発表した。
また、同社は16年までに、電球をLED(発光ダイオード)電球にするなど、取扱製品をエネルギー効率の良いものに絞る方針も明らかにした。
「ピープル&プラネット・ポジティブ」と名付けられた環境戦略によると、イケアは15年までの6年間に、総額15億ユーロ(約1560億円)を太陽光発電と風力発電に投資。これにより、同社の消費電力の少なくとも70%をカバーする。さらに、20年までに自社で消費する電力を再生可能エネルギーでまかなうという。
イケアは既に欧州6カ所で風力発電所を所有し、店舗や倉庫、工場には計34万2000枚の太陽光パネルを設置。現在では、消費電力の27%を生産しているという。
また、20年にはベッドや食器棚といった自社製品に使用する木材と同程度かそれ以上の木を植える計画であるほか、アマゾンなど熱帯林の木材は伐採しない方針も打ち出した。
*見出しを修正して再送します。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」