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ドル79円前半、ユーロはポジション調整で2カ月ぶり安値

[東京 13日 ロイター] 正午のドル/円は、ロンドン市場午後3時時点とほぼ変わらずの79円前半。朝方の取引ではマクロ系ファンドによる円売りが対ドルやクロス円で散見され、ドルは一時79.64円まで上昇した。その後、ユーロが対ドルで値を崩すと、まずユーロ/円が連れ安となり、ドル/円も反落した。

市場では、海外ファンド勢の一部が「解散、総選挙、自民党政権の誕生を見込んで円売りを仕掛けている」(外銀)という。彼らのシナリオでは、自民党政権になれば公共事業投資が大幅に拡大され、一段の金融緩和が促進されるため、「円安、株高、債券安のインプリケーション」(同)だという。

ユーロは2カ月ぶりの安値を付けた。米大統領選後のリスクオフの流れが続いているとされ、「前週ダウ.DJIが下げて週末には下げ止まったものの、戻りもこの程度でリスクオンになりづらい」(外為アナリスト)という。

その中で、「今月末に決算を控えるファンド勢が、先月買った分のユーロを巻き戻している」(FX会社)。ただ、ファンド勢は、ユーロが大幅に値を崩すほどの大きなポジションを保有していないとみられ、ユーロが現行水準から大きく下押しする余地は限定的との意見も聞かれた。

また、巨大ハリケーン「サンディ」の被害に対する保険金支払いのためのユーロ売り/ドル買いのフローが出ているとの指摘が出ていた。欧州系損害保険は保険金の支払いのためユーロ建て運用資産を取り崩し、ドル資金手当てをする必要があるという。

為替市場では、15日に予定される米国債の償還および四半期に1度の大規模な利払いが話題となった。このうち、一部は米国債、またはドル建て資産に再投資されるとみられ、為替市場へのインパクトはない。他方、一部は海外投資家によるリパトリにつながる可能性がある。バークレイズはリポートで、本邦投資家のリパトリ規模は最大で210億ドルと推計している。15日を応答日(決済日)とするスポット末日はきょうとなり、きょうはこうしたフローが観測されるかが注目されている。

(ロイターニュース 森佳子)

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