[東京 16日 ロイター] 安倍晋三自民党総裁は16日夜の民放番組で、政権を奪還したらまず景気回復に取り組みたいとした上で、14年4月からの消費増税については来年の4─6月の(経済の)数字をみて、デフレから脱却出来る状況になってるか、総合的に判断して決めていきたいと語った。
景気回復までどのくらい待てばいいかとの質問に安倍総裁は「経済は厳しい状況だ。デフレで円高。円の水準まだ高いと思う」と指摘。「(景気回復は)簡単なことでない 国民が雇用においても、収入においても(回復が)実感できる状況を1日も早くで作りたい」と述べた。
また消費税引き上げの方向は決まっているとした上で、引き上げ時期について、予定通り14年4月から引き上げるかは、来年4─6月の数字を見て、来年の秋に判断していくとした。
政権を担ってまずやるべきこととしては「景気回復、デフレ脱却を(選挙戦で)主張してきた責任を果たしていきたい」と語った。
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