[北京 16日 ロイター] 中国国営の新華社は16日、仏小売りチェーンのカルフールCARR.PAが中国北西部の店舗で消費者を欺く価格表示を行ったとして、最大50万元(8万0100ドル)の罰金を科される見通しだと伝えた。
新華社は山西省太原市当局者の話として、カルフール・チャイナ幹部のDai Wei氏が、店頭の表示価格よりも実際の販売価格を高くしていた「価格つり上げ」行為を謝罪し、罰金の支払いに同意したと伝えた。
新華社は先週、検査当局がカルフールの店舗の1つで価格つり上げが行われていたことを突き止めたと報じていた。
新華社は「同店舗では、販売に関する正確な情報を提供しなかったほか、会社が明示していたのと異なる地域での商品製造を認めていたことも明らかになった」と伝えた。
新華社によると、カルフールに対する罰金額は5万─50万元となる見込み。
カルフールからはコメントを得られなかった。
新華社によると、カルフールは書面で、今回のケースは個人の行為であり、故意ではないミスだったと主張しているという。
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