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2012年の日経平均は2割超上昇、05年以来の伸び率で震災前水準を回復

12月28日、2012年の日経平均は3年ぶりのプラスとなった。年間で22.9%上昇と2005年以来の高い伸び率となり、東日本大震災前の水準を回復した。写真は都内で、今月27日撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)   *写真キャプションの日付を修正して再送します。

[東京 28日 ロイター] 2012年の日経平均.N225は3年ぶりのプラスとなった。年間で22.9%上昇と2005年以来の高い伸び率となり、東日本大震災前の水準を回復した。

欧州債務問題や円高への懸念から6月にかけて下落したが、11月半ば以降、安倍新政権への期待から円安が進行、日本株も海外勢の買いで大きく上昇した。TOPIX.TOPXは18.0%上昇だった。

日経平均は前日比72円20銭高の1万0395円18銭で今年の取引を終了。東日本大震災直前となる2011年3月10日以来の水準を回復した。2011年12月30日終値8455円35銭に対し、22.9%の上昇となり、郵政解散があった2005年の40.2%以来の伸び率となった。

年初は世界景気の回復期待と2月14日の日銀の「サプライズ緩和」などの効果から日本株は上昇、3月27日には1万0255円15銭を付けた。だが、その後、ギリシャやスペインなど欧州債務問題への懸念が強まると、世界的なリスクオフの流れに飲まれ6月4日には年初来安値となった8238円96銭まで下落した。

海外環境が落ち着くと徐々に下値を切り上げ、11月半ばに野田前首相が解散を明言した後は、新政権への期待から海外勢の買いが強まり上昇基調に転換。安倍晋三首相が選挙前から掲げた大胆な金融緩和と積極的な財政政策という、いわゆる「アベノミクス」を好感した円安・株高が続き、総選挙で自民党が圧勝すると政策実現への期待がさらに強まるなか、日経平均は年末に年初来高値を更新した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏は、海外勢の日本株買いは来年に入っても続くと指摘。「海外の年金基金などは12月を決算期にしているところが多く、基本的に決算月には動かない。早目に先物を買っているところもあるかもしれないが、大部分は新運用年度としての1月に入り動き出すとみている。1月前半にはこうした海外勢の年金やファンド資金なども入ってくる」とし、来年初めもしっかりした相場展開を予想している。

(ロイターニュース 伊賀大記;編集 内田慎一)

*写真キャプションの日付を修正して再送します。

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