[東京 29日 ロイター] - 三菱重工業 7011.T は29日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)GE.N が同社を相手取った風力発電用の風車に関する特許訴訟で、米テキサス州北部地区連邦地方裁判所は三菱重に1億7000万ドル(約173億円)の損害賠償の支払いを命じる判決を出したと発表した。
三菱重は、特許を侵害していないと主張、今回の一審判決がGEの「不公正行為」を認定しなかったのは不当とし、三菱重の主張が認められるよう、必要な措置を講じるとしている。三菱重の広報担当者によると、同社はGEが特許出願時に適切な情報開示を行わなかったとして米国特許商標庁に審査を要請し、同庁が再審査を行っている。再審査の手続きは継続中だが、特許の有効性を否定する旨の審査官の通知が出ているという。(換算レートは1ドル=102円)
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