for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ドルが幅広く買われる展開、米小売売上高の増加を好感

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 12日終盤のニューヨーク外為市場では、この日発表された米小売売上高で世界最大市場である米国の着実な景気回復が示されたことを受け、ドルが他の幅広い通貨に対して買われ上昇する展開となった。

12月12日、ニューヨーク外為市場では、米小売売上高で米国の着実な景気回復が示されたことを受け、ドルが他の幅広い通貨に対して買われた。写真は2011年9月撮影(2013年 ロイター/Lee Jae-Won)

ただ、この結果により米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和縮小に着手する時期の見通しが変わることはない、とアナリストは話している。市場では、FRBによる緩和縮小は依然として2014年3月までに行われると予想しており、この見方は、米新規失業保険申請件数の結果が予想を上回ったことで強まっている。

FXブローカーのGPSキャピタル・マーケッツのビジネスデベロップメント責任者、デビッド・ピアス氏は「FRBは来年1─3月の緩和縮小に向かっている。彼らが何かするには、この年末に向けてもっと良い経済指標を待たなければならないだろう」と語る。

米商務省が発表した11月の小売売上高は前月比0.7%増となり市場予想を上回ったが、労働省発表の12月7日までの週の新規失業保険申請件数は6万8000人増の36万8000人と12年11月以来の多さだった。

ドル/円は終盤0.9%高の103.35円。ここ2日下落していたが反発した。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは日中、0.34%高の80.16をつけ、4日ぶりに反発した。RBS証券の通貨ストラテジスト、ブライアン・デンジャーフィールド氏は「米小売売上高の増加は間違いなくドルにとって前向きな要因だ。これにより10─12月期の国内総生産(GDP)は上振れする可能性がある」と指摘した。

デンジャーフィールド氏は失業保険申請の増加に関しては、感謝祭の休暇で前週の数字が大きく落ち込んでいた季節要因によるものだとし、マーケットは必ずしも米労働市場の悪化を示すものとは受け取っていないとの見方を示した。

ユーロ/ドルは終盤0.2%安の1.3755ドル。ユーロは11月11日から4%近く上昇しており、今年の最高値である1.3832ドルに接近している。

ユーロは円に対しても上昇。終盤のユーロ/円は0.6%高の142.16円で、5年ぶり高値水準の142.17円に迫った。

豪ドルは対米ドルで落ち込み、一時8月30日以来の安値となる0.8914米ドルまで売られた。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のスティーブンス総裁による、豪ドルの0.85米ドル近辺の水準をよしとする発言が影響した。終盤は1.25%安の0.8936米ドル。

*内容を追加します。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up