[6日 ロイター] - 米新興インターネットメディアのバズフィードが6日、特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じてナスダック市場に上場した。株価は振るわず、11%安の8.56ドルで引けた。上場直前に投資家からの資金引き揚げが相次いでいた。
初値は14%高の10.95ドルだったが反転し、一時8ドルまで17%値下がりする場面もあった。
バズフィードは先週、投資家が資金の大半を引き揚げたことを受け、SPACの890フィフス・アベニュー・パートナーズの信託口座から受け取る額が約1600万ドルと当初見込み額のわずか6%にとどまると明らかにしていた。
SPAC市場は昨年に需要が急増したが、米証券取引委員会(SEC)が監視を強化していることや、需要が飽和状態にあることが重しとなっている。
バズフィードはまた、転換社債の発行を通じて1億5000万ドルを調達した。
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