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カナダ中銀が利上げ、「今後の政策指標や市場動向次第」
2017年9月6日 / 15:10 / 2ヶ月前

カナダ中銀が利上げ、「今後の政策指標や市場動向次第」

[オタワ 6日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は6日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ1%とした。

今後の金利政策は「あらかじめ決まっていない」とし、インフレ見通しを示す経済指標や金融市場動向に左右されるとの認識を示した。

債務を抱える家計に金利上昇がどのような影響を及ぼすかを注視すると明言したが、年内追加利上げの道も残した。

中銀は7月にも利上げを行った。多くのエコノミストが10月まで追加利上げを見送ると予想しており、驚きの声があがった。

第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率が予想外に高かったことや、成長がより広範囲に広がり、自立的になりつつあると指摘、消費支出が活発で雇用や所得の伸びも堅調とし、利上げが正当化されると説明した。

インフレが目標の2%を下回り続けるものの、全体の消費者物価指数(CPI)や中銀のコアインフレ指標がともに「やや上昇」したと指摘した。

声明で「家計債務水準が高止まりしている現状を踏まえ、利上げに対する経済の感度について注視していく」とした。

税や住宅政策の変更を受け、一部住宅市場が沈静化しつつあるもようと分析した。

著しい地政学的リスクや、国際貿易、財政政策を巡る不透明感が残り、多くの主要通貨に対する米ドル安につながっているとの認識を示した。

カナダドルの上昇は、カナダ経済の底堅さも反映しているとした。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「中銀は景気が強すぎて、インフレリスクが高まると判断したのではないか」と分析した。

グアティエリ氏は、景気が異例の底堅さを維持すれば、10月に追加利上げの可能性があると予想。「一方で、金利上昇に対する家計やトロント住宅市場の感度も引き続き注視していて、一定の慎重姿勢が正当化されるのだろう」と話した。

政策決定を受け、カナダドルCAD=D4は一時2%強急伸して1.2140カナダドルと、2015年6月以来の高値を記録、カナダ2年債利回りCA2YT=RRも10bp急上昇して1.450%と2012年4月以来の高水準をつける場面があった。

市場は景気指標とともに、27日に予定されるポロズ総裁の講演に注目している。

*内容を追加して再送します。

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