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カナダ、鉄鋼製品の緊急輸入制限発動を検討 米関税措置受け

 8月14日、カナダ政府は、米国の鉄鋼関税による国内産業への影響を防ぐため、鉄鋼製品7品目に対する緊急輸入制限(セーフガード)の発動の是非を検討することを明らかにした。写真は、同国のモルノー財務相。トロントで5月撮影(2018年 ロイター/Carlo Allegri)

[オタワ 14日 ロイター] - カナダ政府は14日、米国の鉄鋼関税による国内産業への影響を防ぐため、鉄鋼製品7品目に対する緊急輸入制限(セーフガード)の発動の是非を検討することを明らかにした。

対象となる製品は鋼板、鉄筋、エネルギー産業向け鉄管、熱延鋼板、ステンレス鋼線材など。15日間の調査期間を経て国内産業が損害を受けている、あるいは損害を受ける恐れがあるかどうか判断を下す。

モルノー財務相は記者会見で「カナダ政府は米国の関税措置は異例の事態と認識している。このため、緊急輸入制限の発動が検討されている」とし、「調査の結果、カナダの製造業者が損害を受けている、あるいはその恐れがあるとの証拠が得られれば、暫定的な緊急輸入制限措置を迅速に発動する」と述べた。

米国は3月に鉄鋼とアルミニウムへの輸入関税を発動。カナダは当初、適用除外となったが、国内の鉄鋼メーカーは安価な鉄鋼製品が米国の代わりにカナダに流入すると警告していた。ロイターの分析によると、カナダのエネルギー産業で使われる鋼管の輸入が今年の春に急増していた。

欧州連合(EU)は7月に23品目の鉄鋼製品に対し緊急輸入制限措置を発表している。

カナダ石油サービス協会のトム・ウォーレン最高責任者は、セーフガードによって鉄鋼の供給量が制限されれば、国内石油業界にとって打撃になると指摘。カナダ石油業界は米国との競争でコストや収益面において苦戦しているが、油田掘削設備などに使われる鉄鋼製品がセーフガードによって値上がりすれば、競争条件がさらに不利になると分析した。セーフガードの発動が検討されている全品目が、石油設備に使われているとした。

*内容を追加します。

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