[マドリード 1日 ロイター] - スペインの銀行最大手カイシャバンクは1日、6452人の従業員を追加削減することで労働組合と合意したと発表した。同行は既に1800人を削減するとしており、スペイン国内銀行としては最大の人員削減幅となる。
削減人員数は全従業員の約14.5%に相当する。指名解雇ではなく自発的な離職を通じた削減を行うなど、組合側の要求を一部満たしたことで合意に至った。
人員削減にかかる費用は19億ユーロ(22億5000万ドル)と見積もっている。今年第2・四半期に計上する。
これに伴い、約1500店の支店を閉鎖する。同行は、スペイン国内に約5550カ所の支店を有し、4万4400人を雇用している。
同行は4月、従業員の2割近い8291人を削減する方針を発表していた。
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