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カリフォルニア高速鉄道、米運輸省が補助金支給中止

 2月19日、米運輸省は、カリフォルニア州の高速鉄道建設プロジェクト向けの連邦補助金9億2900万ドルの支給を中止すると発表した。写真はアメリカ唯一の高速列車、アセラ・エクスプレス。ニューヨークのペンシルベニア駅で2011年5月に撮影(2019年 ロイター/JESSICA RINALDI)

[19日 ロイター] - 米運輸省は19日、カリフォルニア州の高速鉄道建設プロジェクト向けの連邦補助金9億2900万ドルの支給を中止すると発表した。

補助金の支給はオバマ前政権が決定したもので、同省はすでに支給した25億ドルについても「あらゆる法的手段を積極的に模索して」返還を求めていく方針を示した。

カリフォルニア州のニューサム知事は先週、高速鉄道建設プロジェクト(総工費773億ドル)について、コストの増大・進捗の遅れ・経営管理面の問題を理由に、ルートを大幅に縮小する方針を示した。

運輸省の連邦鉄道局は書簡で「妥当な進展がみられない」ため、補助金の支給を中止する意向を示した。

これに先立ち、カリフォルニア州など16州は、トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設資金を確保するため国家非常事態を宣言したことを受け、トランプ政権を提訴している。

ニューサム知事は、補助金の支給中止と今回の提訴を関連づけ「これはカリフォルニア州の資金だ。資金を求めて戦う」と述べた。

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