January 9, 2019 / 4:17 PM / in 2 months

カナダ中銀が金利据え置き、追加利上げ示唆で通貨高進む

[オタワ 9日 ロイター] - カナダ銀行(中銀)は9日、政策金利を予想通り1.75%に据え置いた。原油価格の低迷や軟調な住宅市場が短期的に経済にマイナスの影響を及ぼすものの、追加利上げが必要になるとの認識を示した。

ポロズ総裁は会見で、種々の問題は一時的とした上で、経済は将来的にフル稼働の状態に達すると述べた。

中銀は声明で「理事会は、政策金利を次第に引き上げる必要があると引き続き判断している」と表明。これまで使っていなかった「次第に」という文言を加えた。

これについてポロズ総裁は「時間軸を巡る曖昧さを示すため」と説明した。

追加利上げ示唆を受け、カナダドルは対米ドルCAD=で上げ幅を拡大。一時1.3180カナダドルまで値上がりした。その後は1.3225カナダドル近辺で推移。

中銀は外需や新たな北米自由貿易協定、自国通貨安、投資を狙った連邦政府の税制措置を追い風に、輸出やエネルギー以外の投資が底堅く伸びると見通した。

米中貿易戦争が世界需要や商品価格に影響を及ぼしつつある兆しに触れつつも、前向きな長期見通しを示した。

政策金利は「中立」金利とされる2.5─3.5%を大きく下回っている。

CIBCワールド・マーケッツのエコノミストは「市場の想定より若干タカ派色が濃かった」と指摘。RBCのエコノミストは「今年は、控えめながらも追加引き締めがあると引き続きみている。中銀はオフィシャルレートを中立レンジに誘導する方針を示している」と話した。

中銀は、原油価格動向の影響を反映させ、短期成長見通しを引き下げた。ただ需要指標の勢いが年初に再び息を吹き返し、2020年の成長率は潜在水準を上回ると予想した。

国内総生産(GDP)成長率見通しは、第4・四半期を10月予想の2.3%から1.3%に、今年は2.1%から1.7%にそれぞれ引き下げた。第1・四半期は0.8%とした。

また、経済の大部分が潜在力近辺で稼動しているが、住宅市場がローン規制の強化や金利上昇に適応する中、消費支出や家計投資が想定より軟調だったとの認識を示した。

*内容を追加しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below