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カナダ銀、金利上昇下で貸倒引当金圧縮 リスク評価甘いとの指摘

 5月29日、カナダの銀行が先週発表した第2・四半期(2─4月)決算は、大半が予想を上回る利益を計上した。写真はトロントの金融街。2013年1月撮影(2022年 ロイター/Mark Blinch)

[トロント 29日 ロイター] - カナダの銀行が先週発表した第2・四半期(2─4月)決算は、大半が予想を上回る利益を計上した。主に寄与したのは貸倒引当金の戻し入れだが、投資家やアナリストは今後予想されるリスクの読みが甘いのではないかと疑問を投げかけている。

カナダは家計債務が先進国の中で特に多い国の一つ。物価上昇や利上げがすでに圧迫している。

景気後退の可能性を懸念するファースト・アベニュー・インベストメント・カウンセルのブライアン・マデン最高投資責任者(CIO)は、カナダ銀各行は、過度に楽観的な基調シナリオの下で貸倒引当金を減らし、もはやテールリスク(起こる確率は低いが実際に起こると甚大な影響を及ぼすリスク)ではない悪いシナリオを過小評価しているようだと指摘した。

6大銀行の第2・四半期の貸倒引当金は総額230億カナダドル(181億ドル)で、前年比20%減少し、過去2年で最低となった。

消費者や企業の状況はすでに厳しくなっており3月の破産申請件数は前月から24%増えた。

それでも銀行の多くは、住宅ローンの伸びは新型コロナウイルスのパンデミック時の水準から減速しても法人融資やカード融資の回復でカバーできると予想している。

貸倒引当金が最も減少したのがロイヤル・バンク・オブ・カナダで前年比30%減少。トロント・ドミニオン・バンクが最も小幅な減少だった。カナディアン・インペリアル・バンクは、貸倒引当金の積み増しが一因で予想を下回る決算だった。

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