June 28, 2018 / 3:55 AM / 19 days ago

カナダ貿易相、米輸入車関税阻止に向け米ビッグスリーに働き掛け

[オタワ 27日 ロイター] - カナダのシャンパーニュ国際貿易相は前週、米ゼネラル・モーターズ(GM.N)とフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)(FCHA.MI)の幹部と米デトロイトで面会し、米政権が検討する輸入車関税の阻止に向けて働き掛けた。

 6月28日、カナダのシャンパーニュ国際貿易相(写真)は前週、米ゼネラル・モーターズとフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の幹部と米デトロイトで面会し、米政権が検討する輸入車関税の阻止に向けて働き掛けた。写真はハノイで昨年5月撮影(2018年 ロイター/Kham)

事情に詳しい関係筋はロイターに対し、カナダ政府は同国とのつながりが深い米企業に米政権に直訴するよう求めることで、これらの企業が影響力を行使してカナダの国益を守ってくれると期待していると述べた。

シャンパーニュ国際貿易相は前週、フォード・モーター(F.N)の加ウィンザーの工場も訪れて、働き掛けを行った。

カナダ自動車産業は業界別の輸出額で国内最大で、間接雇用も含む就業者数は約50万人、年間の国内総生産(GDP)への寄与は800億カナダドル(601億米ドル)。

1人の関係筋は「米国の各地を回るのではなく、現在は自動車のメーカーとサプライヤーに照準を定めている」と明らかにした。米企業に対しては「今こそ声を上げ、持ち得る影響力をすべて行使する時だ」と訴えているという。

シャンパーニュ国際貿易相はロイターに対し、現状の貿易体制を維持する必要性を強調してきたと説明。米自動車業界幹部が実際に米当局者に圧力をかけると考えるか問われると、北米自動車部門のサプライチェーン統合がこの産業の競争力強化につながってきたと理解してもらうことが米業界の最大の利益になると指摘。

米国の主要自動車メーカーでつくる2つの業界団体は27日、トランプ政権が安全保障を理由に検討する輸入車に対する最大25%の関税について、米業界で多数の雇用が犠牲になるほか、価格の急上昇や自動運転車の開発に影響が及ぶと、政権側に懸念を示した。

別の関係筋によると、シャンパーニュ国際貿易相は自動車メーカー幹部との会合で、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の重要性も強調した。

関係筋は、トランプ大統領が輸入自動車に関税を導入した場合、カナダ政府は米国製自動車に対する関税など、複数の報復措置を検討することになると述べた。

*本文7段落目の誤字を修正しました。

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