March 27, 2020 / 2:08 PM / 4 months ago

カナダ中銀、0.25%に追加利下げ 量的緩和も開始

3月27日、カナダ銀行(中央銀行)は主要政策金利を0.5%ポイント引き下げ0.25%にすると決定した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている同国の金融システムと景気を支援する。写真は1月22日、記者会見するカナダ中銀のポロズ総裁(2020年 ロイター/Blair Gable)

[トロント/オタワ 27日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大への対応で今月に入り3回目の利下げを決定したほか、国債とコマーシャル・ペーパー(CP)の買い入れ実施を表明した。買い入れ開始について、カナダ中銀としては初めての量的緩和(QE)に着手したとの見方が出ている。

中銀は政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.5%ポイント引き下げ0.25%にすると決定。4日の利下げに続き、13日にも0.5%ポイントの緊急利下げを決定しており、今回の利下げで政策金利は2010年6月以来の低水準になった。

このほか、短期金融市場の緊張緩和に向け、コマーシャル・ペーパー(CP)買い入れプログラムを新規に開始するほか、流通市場でカナダ国債を購入する計画を発表した。購入額は週50億カナダドルで、全ての年限が購入の対象となる。

ポロズ総裁は記者会見で、「消防士が消火のために水を使い過ぎたと批判されることは決してない」とし、「市場が確実に機能しているようにし、経済活動が再開された時に成長に向けたしっかりとした基盤が整っているようにしたい」と述べた。

その上で、カナダの銀行は必要に応じて一段の措置を取る用意を整えておく必要があるとしながらも、政策金利がこれ以上、低下すると考えることは現時点では理にかなわないと指摘。マイナス金利政策は利用可能な手段の1つではあるが、金融システムに対しマイナスの影響が及ぶ恐れがあるため、措置として適していないと考えていると述べた。

資産買い入れ策については、金融市場の「機能性」を高めることを目標としていると指摘。カナダ中銀の流動性供給策が量的緩和策のように見えることについては、特に話すことはないと述べた。

バンク・オブ・モントリオールの首席エコノミスト、ダグラス・ポーター氏は「中銀がいつかの時点で50ベーシスポイント(bp)の利下げを実施し、金利を0.25%とすると市場では予想されていたが、金曜日の朝というタイミングで追加利下げに踏み切ったのは予想外だった」と指摘。「ただ、カナダ中銀が量的緩和に着手したということの方が大きなニュースだ。これにより経済見通しが大きく変わるかは分からないが、国内債券市場での大きな振れの緩和にはつながるとみている」と述べた。

TD証券のシニア金利ストラテジスト、アンドリュー・ケルビン氏は「利下げは既定路線だった。量的緩和の必要性は著しく高まっていた。第2・四半期は、買い入れ対象にモーゲージ担保証券(MBS)が追加されるなど、一段の量的緩和が導入されると予想している」と語った。

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