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カナダ中銀、不透明な状況下では慎重対応が賢明=上級副総裁
2017年11月16日 / 02:23 / 1ヶ月前

カナダ中銀、不透明な状況下では慎重対応が賢明=上級副総裁

[ニューヨーク 15日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁は15日、現在のような不透明な状況下では、金融政策で慎重な姿勢を取ることが賢明との見解を示した。ただ、慎重対応は金融不安定化を伴う可能性があるため、限界があるとも述べた。

 11月15日、カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁は、現在のような不透明な状況下では、金融政策で慎重な姿勢を取ることが賢明との見解を示した。ただ、慎重対応は金融不安定化を伴う可能性があるため、限界があるとも述べた。写真はオタワの同行本店。7月に撮影(2017年 ロイター/Chris Wattie)

副総裁はニューヨークでの講演の原稿で、金利が低水準にあれば、金融政策が負のショックに対して通常よりも強い効果を表すかもしれないが、金利決定が支出にどのような影響を及ぼすか不明な場合は慎重な対応が賢明だと指摘した。

講演後の質疑応答では「先行き不透明感は政策決定が停滞する理由にはならないが、物事を慎重に考える理由にはなる」と述べた。

カナダ中銀は7月と9月に2会合連続で利上げを行っているが、当局者らはその後、慎重に今後の政策について検討する姿勢を示している。

ウィルキンス氏は講演で、中銀は、賃金と潜在成長率の推移を示す統計のほか、利上げの効果や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に特に注目していると述べた。

「慎重あるいは様子見姿勢を取るもう1つの理由は、将来的に政策の方向性を突如として逆転させる必要に迫られる状況を回避したいという願いがあるからだ」とした。

インフレ率加速を図るために景気の過熱を許容するかという問いに対しては、そのような考え方は2%のインフレ目標に組み込まれていないと強調。「景気を過熱させるかどうかではなく、経済成長が好循環に入れば自ずと目標に到達する」と語った。

また、景気過熱を基本シナリオに組み入れれば、インフレ率だけが上振れるリスクがあるため、組み入れることは望ましくないとした。

9月の利上げが市場へのサプライズとなったことが批判されるなか、中銀のコミュニケーション方法を来年から改め、四半期に一度の金融政策報告書の間に政策委員会メンバーが講演で経済状況について最新情報を発信し、講演後に記者会見を開くことになると明らかにした。

*内容を追加し、カテゴリーを変更しました。

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