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カナダ中銀、23年まで金利維持予想 感染第2波は短期成長に打撃

カナダ銀行(中央銀行)は28日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%に据え置いた。オタワで2018年4月撮影(2020年 ロイター/Chris Wattie)

[オタワ 28日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は28日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%に据え置き、金利が2023年まで現行水準にとどまるとの見通しを示した。さらに、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う経済危機からの回復は予想以上だったものの、感染第2波が短期的に「より顕著な」鈍化を引き起こす可能性があると警告した。

また、国債買い入れ規模を従来の週50億カナダドルから40億カナダドルに縮小したほか、資産購入プログラムを再調整し長期債にシフトすることで家計や企業にとって最も重要な借入金利に対する直接的な影響を強めるとした。

マックレム総裁は会見で、「大きな買い物を検討している家計や、投資を検討している企業であれば、金利が長期間低水準にとどまることに自信を持っていい」と述べた。

2020年の経済成長率見通しはマイナス5.7%と7月時予想に比べ落ち込み幅が縮小した一方、21年はプラス4.2%と従来予想から下方修正。22年見通しは3.7%成長を据え置いた。経済活動は年明けにパンデミック前の水準に回復するとした。

総裁は「われわれはこの事態を乗り越えるが、長い道のりになる」と指摘。マイナス金利に関しては、導入のハードルが「非常に高くなるだろう」とし、「現況ではあまり有益なものではなく、実際には混乱を招く可能性があると考えている」と説明した。また、最近の政策協議では議論されていないとも明かした。

感染第2波が発生した場合、地域ごとに的を絞った制限措置の実施によって抑制されると見込む一方、「より広範な、またはより徹底的な規制が必要になるという深刻なリスクがある」とした。

今後の四半期ごとの成長パターンは、地域ごとの流行や制限措置に加え、業界ごとの回復度合いが異なっているため「非常に不安定」になると想定。需給ギャップは23年まで縮小せず、インフレ率は22年まで2%目標を下回り続けるとした。

バンク・オブ・モントリオールのチーフエコノミスト、ダグラス・ポーター氏は「経済が当面、財政・金融双方の刺激策を必要としていると、中銀が認識していることは明白だ」と述べた。

*内容を追加しました。

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