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利上げ前倒し、物価対応に重要戦略=カナダ中銀上級副総裁

カナダ銀行(BOC、中央銀行)のキャロライン・ロジャース上級副総裁は8日、高インフレが定着するリスクが存在していると警告し、約40年ぶりの高水準にあるインフレに対応するため、利上げの前倒しは重要な戦略になるとの考えを示した。(2022年 ロイター/Chris Wattie)

[オタワ 8日 ロイター] - カナダ銀行(BOC、中央銀行)のキャロライン・ロジャース上級副総裁は8日、高インフレが定着するリスクが存在していると警告し、約40年ぶりの高水準にあるインフレに対応するため、利上げの前倒しは重要な戦略になるとの考えを示した。

カナダ中銀は7日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を75ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.25%とした。利上げは4会合連続。今回の利上げにより、政策金利は約20年ぶりに中立域を超えた。

ロジャーズ上級副総裁はアルバータ州カルガリーで行った講演後の質疑応答で、大幅利上げは終了したかとの質問に対し「インフレ率を引き下げるために一段の金融引き締めが必要になる」と表明。「インフレの根本的な原因に対処し、経済をソフトランディング(軟着陸)させるには、利上げの前倒し実施が最善の方法になる」と述べた。

その上で「金融政策担当者が短期的な景気後退とインフレ抑制のどちらかを選択しなければならない場合、後者を選ぶだろう」と語った。

ただ、金利を最終的にどこまで引き上げる必要があるかについては、利上げがインフレ抑制に十分な効果をもたらすには最大2年かかるとの見方を示すにとどめ、具体的な水準には言及しなかった。

ロジャーズ氏は「金融政策が機能していることを示す初期の兆候」が出ていると指摘。ただ、景気後退を引き起こすことなく需要を鎮静化させることを目指しているとし、行うべきことはまだ残っているとの考えを示した。

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