October 30, 2018 / 8:30 PM / 18 days ago

金融政策なお景気刺激的、一段の利上げ必要に=カナダ中銀総裁

[オタワ 30日 ロイター] - カナダ銀行(中銀)のポロズ総裁は30日の議会委員会で、先週利上げに踏み切ったものの、金融政策は依然として景気刺激的で、インフレ目標達成へ追加利上げが必要になるとの認識を示した。

 10月30日、カナダ銀行(中銀)のポロズ総裁(写真)は議会委員会で、先週利上げに踏み切ったものの、金融政策は依然として景気刺激的で、インフレ目標達成へ追加利上げが必要になるとの認識を示した。24日にオタワで撮影(2018年 ロイター/Chris Wattie)

ウィルキンス上級副総裁は同じ委員会で、景気が好調である現在が刺激策の解除に適切な時期だとの考えを表明した。

中銀は前週、昨年7月以降5回目の利上げを実施。景気動向がほぼフルスピードとなっており、刺激策の必要もないとして、利上げペースを加速させる可能性を示した。

下院財政委員会でポロズ総裁は「前週の利上げはあったが、金融政策は依然刺激的だ。事実、現行の政策金利はインフレ調整後の実質ベースでなおマイナス圏にある」と説明。「インフレ目標を達成するには、政策金利は中立水準まで上昇する必要がある」と述べた。

総裁の発言を受けてカナダドルCAD=D4は対米ドルで0.1%高の1.3121カナダドルとなった。その後1.3110カナダドルまで値を上げた。

中銀は前週、政策金利を1.75%に引き上げたが、景気を刺激も冷やしもしない「中立」水準である2.5─3.5%を依然大きく下回っている。市場は次の利上げは早ければ来年1月になると予想している。

ウィルキンス上級副総裁は、景気は力強く、家計は金利上昇に適応する過程にあり、企業は投資計画をまとめつつあると指摘。

「正常化に適切な時期があるとすれば、今の時期がそうだ」と述べた。

ポロズ、ウィルキンス両氏はともに、今後の利上げ時期はあらかじめ決まっていないとあらためて表明。

ポロズ総裁は委員会の冒頭発言で「適切な(金利)引き上げペースは、所定の公表日にインフレ見通しや関連リスクがどのような状況にあるかを評価したうえで決まる」と述べた。

その後、利上げペースが速すぎる場合と遅すぎる場合の両方のリスクの間でバランスを取る必要があると語った。

米中貿易摩擦については、上下両方向のリスクがあると指摘。「貿易摩擦を緩和あるいは解決する道筋が見いだされれば世界の貿易や投資、そしてカナダにとってプラスになる。あるいは対立が悪化すれば世界の主要なバリューチェーンを脅かすことになる」とした。

*内容を追加しました。

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