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カナダ中銀、景気支援へ金融刺激・低金利を継続=総裁

カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は16日、7月の金融政策決定会合で、国内総生産(GDP)とインフレ率の見通しに関する新たな評価を発表すると述べた。オタワで2018年4月撮影(2019年 ロイター/Chris Wattie)

[オタワ 16日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で打撃を受けた経済の回復を支援するため引き続き低金利などの政策手段を活用していく考えを示した。

マックレム総裁は議会委員会で「現時点、そして今後、当面の間は経済回復を支援するために金融刺激策を提供し、低金利を継続していくことに焦点を当てる」と語った。

同総裁が3日の就任後に公の場で発言するのは初めて。

カナダ中銀は3月に3回利下げし、政策金利を過去最低の0.25%まで引き下げた。5月の金融政策決定会合では金利据え置きを決定し、カナダ経済は最悪のシナリオを回避したようだという見解を示した。

マックレム総裁は、7月15日の次回会合で国内総生産(GDP)とインフレ率の最新見通しを示す方針も明らかにした。ただ「パンデミックの先行きが不透明なことを踏まえると、予測というよりシナリオに近いものになる見込みだ。主要なリスクについても議論する」とし、詳細な見通しの公表は見送る可能性を示唆した。

労働市場については、経済活動の再開に伴い全国的に雇用の伸びが加速すると見込まれるものの、休業措置によって約300万人が失った仕事が全て戻るわけではないと指摘。「国民の購買力や信頼感は深刻な影響を受けるだろう」とし、「良いシナリオでも(状況は)かなり厳しいと強調しておく。経済活動は前例のないペースで落ち込んだ。回復には時間がかかる」と述べた。

マックレム総裁は、消費者物価指数(CPI)がインフレの正確な状況を反映していないとの認識も示し、「国民が経験している状況が数字により適切に反映される」よう統計局と協力して取り組んでいると説明した。

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