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カナダ中銀、インフレ抑制に注力=副総裁

カナダ銀行(中央銀行)のビュードライ副総裁は16日、インフレ率を目標値に戻すことに中銀はコミットしており、政策の道筋が他の中銀と乖離したとしても、それを実行すると表明した。写真は、オタワにあるカナダ中銀の建物前景。2012年7月17日に撮影。(2023年 ロイター/Chris Wattie )

[オタワ 16日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のビュードライ副総裁は16日、インフレ率を目標値に戻すことに中銀はコミットしており、政策の道筋が他の中銀と乖離したとしても、それを実行すると表明した。

カナダ中銀は1月の会合で政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、15年ぶりの高水準となる4.5%とした。同時に世界の主要中銀として初めて、これまでの利上げの累積効果を見極めるために利上げをいったん停止する可能性を示唆した。

ビュードライ氏は講演で「要するに、カナダの正常化に向けた道筋が他国と少し異なっても、それほど懸念する必要はないということだ」と指摘。「最も重要なのはそこに到達することだ」と述べた。どの中銀を指しているのか具体的には言及しなかった。

カナダドルが「需給状況に応じて」市場で設定される変動相場制であることから、中銀には「貿易パートナーと異なる道を歩む柔軟性」があると強調した。

その上で「われわれはインフレが目標に戻るには時間がかかることを承知している。最近インフレ率が低下していても、時期尚早に目をそらして目標を大幅に上回る状態を長引かせるわけにはいかない」と語った。

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