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カナダ中銀、タイムリーなインフレ指標重視 過度な利上げ回避か

 写真はカナダ中銀の建物。2017年5月オタワで撮影(2022年 ロイター/Chris Wattie)

[トロント 7日 ロイター] - アナリストの間では、カナダ銀行(中央銀行)が通常よりもタイムリーなインフレ指標を重視しており、結果的に過度な利上げを回避できるのではないかとの見方が浮上している。

カナダではインフレ率がピークに達する兆しが出ており、景気後退が懸念されている。インフレ率は短期的な変動をならすため、前年比ベースで報告されることが多いが、利上げの最終到達点を微調整する上では直近のデータを注視する方が効果的な可能性があるという。

中銀が先月26日に公表した経済報告によると、消費者物価指数(CPI)上昇率(CPI中央値とCPIトリム)は、前年比ベースでは約5%だが、3カ月前と比較すると9月は約4%に鈍化している。

デジャルダンのマクロ戦略担当責任者ロイス・メンデス氏は「こうしたインフレ率の『スーパーコア』指標が、中銀の目標レンジ(1─3%)上限に近づいていることは心強い」と指摘。「中銀がこうした指標に注目しているという事実は、過度な引き締めの可能性が低下することも意味する」と述べた。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダのシニアエコノミスト、ジョシュ・ナイ氏も「前月比や3カ月前との比較で見た方が、現在の物価の勢いや、金利の変化に対するインフレ率の反応をより良く把握できる」との見方を示した。

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