February 21, 2019 / 8:31 PM / 3 months ago

カナダ中銀、中立水準に金利戻す必要 道筋「極めて不透明」=総裁

[モントリオール 21日 ロイター] - カナダ銀行(中銀)のポロズ総裁は21日、金融政策の引き締め再開を急がない姿勢を示した上で、金利をいつかは中立的な水準に戻す必要があるとの認識を示した。ただ中立水準に戻す道筋は現在「極めて先行き不透明」で、将来のいかなる動きも「決定的にデータに依存する」と述べた。

ポロズ総裁はモントリオールで行った講演で、債務水準が高い国民に対する高金利の影響が主な不確実性の源であり、このため中銀は段階的に利上げを実施するアプローチを取っていると指摘。「金利をいつかは中立水準に引き上げる必要があると判断している。ただ、中立水準に戻すまでの道筋の先行き不透明性は極めて高くなっている」と述べた。

また企業投資は近年、モデルと比べて力強さを失っているとの認識も表明。主な理由として国際貿易を巡る不透明性が挙げられるとし、米国を中心とする通商戦争の深刻化は見通しに対するマイナスの影響を及ぼすとの見方を示した。その上で、通商戦争が解決すればカナダ経済の浮揚要因となるとした。

この他、カナダが採用しているインフレ目標設定の枠組みは効果的とも指摘。ただすべての経済問題を金融政策のみで解決することはできず、いかに効力の高い金融政策であっても、副作用が発生する可能性はあるとの考えを示した。

ポロズ総裁は記者団に、中銀が昨年10月以来、金利を据え置いているのは、指標がまちまちであるためと説明。「労働市場は極めて堅調だという事実を見失うべきではない」とする一方、「力強い兆候はあるが、ややまちまちだ」と述べた。

アナリストは次回3月6日の政策会合でも金利据え置きを予想している。

CIBCキャピタル・マーケッツのロイス・メンデス氏は顧客リポートで、「総裁は中立水準に戻す道筋が現時点で不透明と認めたことから、今日のコメントはこれまでの中銀発言よりややハト派色が強かった」と指摘した。

*内容を追加しました。

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