[オタワ 2日 ロイター] - カナダのイブ・ジルー議会予算担当官は2日、カナダ銀行(中央銀行)は年末まで主要政策金利を現行の4.5%で維持し、2024年1月に利下げに着手するとの見通しを示した。
報告書で「カナダ中銀は年末まで『一時停止』を維持すると予想している」と指摘。インフレ率が2%目標に回帰しつつあることから「カナダ中銀は来年初めに政策金利の引き下げを開始するだろう」とし、24年12月までに政策金利が2.5%に低下すると見込んだ。
また、金融引き締めが定着するにつれ、カナダ経済は今年停滞すると予想。「昨年後半に予想以上に好調だったカナダ経済は、今年にかけて実質的に停滞するだろう」とした。
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