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カナダCPI、7月は0.1%上昇 前月から鈍化

[オタワ 19日 ロイター] - カナダ統計局が19日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.1%上昇と、6月の0.7%上昇から伸びが縮まった。幅広い項目のモノやサービスの値上がりペースが鈍化した。空輸の物価は2015年以来初めて下落。市場予想は0.5%上昇だった。

BMOキャピタル・マーケッツの首席エコノミスト、ダグ・ポーター氏は「全体のCPIの数字を中心に、明らかに予想を下回る内容」とし、「物価の上振れリスクに関する見通しは明らかに後ずれした」と述べた。

カナダ銀行(中央銀行)は政策金利を向こう2年間、過去最低水準に維持する方針。物価は短期的に弱い状態が続くとの見通しを示している。

前年同月比の内訳は、主要な8産業部門のうち5部門で上昇したが、輸送部門は伸びが大きく鈍化した。空輸の値下がりが主な要因だった。

空輸は15年12月以来のマイナスとなった。航空会社は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による打撃から回復しようとする中、旅行を促すために手数料や航空券の割引などの奨励対策を実施している。

CIBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ロイス・メンデス氏は「物価は7月に大きく鈍化した。カナダ中銀の目標達成までは長い道のりとなる可能性を示す」と述べた。

中銀が景気の伸び悩みを判断する際に最も重視するCPIコモンは1.3%上昇だった。CPI中央値は1.9%上昇。上下に外れた値を省くトリム値は1.7%上昇した。

別途発表された6月の卸売売上高は、新型コロナの感染拡大を抑えるための封鎖措置を経て経済活動が再開する中で前月比18.5%増と、過去最大の伸びを記録した。

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