March 6, 2019 / 3:38 PM / 17 days ago

カナダ中銀が金利据え置き、追加利上げ時期巡り「一段の不透明性」

[オタワ 6日 ロイター] - カナダ銀行(中銀)は6日、政策金利を予想通り1.75%に据え置いた。国内外の経済が減速する中、追加利上げの時期を巡り「不透明性が増大」したとの認識を示した。

中銀はさらに、2019年上期の経済状況は1月時点の予想よりも弱含むとの見通しを示し、家計支出や原油市場、世界貿易の動向を注視していく構えを示した。

追加利上げはなお選択肢としつつも、差し迫っていないと強調。声明は「理事会は、見通しが引き続き中立レンジを下回る政策金利を正当化すると判断した」とし、政策金利が次第に中立レンジに向けて上昇するとの文言を削除した。その上で「将来の利上げ時期を巡る不透明性が高まった」との見解を示した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダのシニアエコノミスト、ネーサン・ジャンゼン氏は「トーンは極めてハト派的」と指摘した。

短期金融市場では、約20%の確率で9月までに利下げが実施されるとの見方が織り込まれた。中銀の決定前は、低い確率ではあるものの、年内1回の利上げが予想されていた。

一方、スコシアバンクの資本市場バイスプレジデント、デレック・ホルト氏は、中銀は慎重姿勢を強めつつも、次の動きが利上げであることを引き続き示唆しているとの認識を示した。

カナダ中銀はまた、インフレ率が2019年の大半を目標の2%を若干下回って推移するとの見通しを示した。一時的要因のほか、エネルギー価格の下落、産出量ギャップの拡大が背景と説明した。

最近の経済指標は雇用や賃金が堅調な伸びを示すと同時に、消費支出や住宅市場の動向の弱含みや、輸出や企業の設備投資が予想を下回る状況を鮮明にしたと指摘。こうした強弱入り混じる状況を踏まえ、中銀は時間をかけ「持続的に潜在率を下回る成長率とインフレ見通しへの影響を見極めていく」と表明した。

中銀の決定を受け、カナダドルCAD=は対ドルで下落。1.3448カナダドルと、1月4日以来の安値を付けた。

*内容を追加しました。

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