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加トロントの住宅価格が4月以降急落、金融機関が融資手控え
2017年8月25日 / 09:11 / 1ヶ月前

加トロントの住宅価格が4月以降急落、金融機関が融資手控え

[オタワ 25日 ロイター] - カナダ最大の不動産市場であるトロントの住宅価格が急落している。多くの買い手が突然資金不足に陥っているほか、一段の下落を見込んだ売り手が売却を急いでいることが要因だ。背景には金融機関の信用引き締めや不動産鑑定士による評価引き下げがある。

トロント・リアルエステート・ボードのデータによると、トロントの住宅価格は4月のピークから約19%下落している。政府による規則強化に加え、カナダ最大のノンバンク融資実行会社であるホーム・キャピタル・グループ(HCG.TO)が流動性の問題に直面し、その他の金融機関にも動揺が広がって住宅ローン融資を手控えたことが原因。

不動産仲介会社リアロソフィー(トロント)のジョン・パサリス社長は「融資の問題が大きい」と指摘する。

こうした問題の最初のシグナルは、金融機関が派遣した鑑定士が対象不動産の価値を買い手のオファーよりも低く判断した際にしばしば浮上する。評価の低下は金融機関からの融資額が少なくなることを意味する。

パサリス社長は、金融機関から100万カナダドル(80万米ドル)の融資を受けられると見込んでいた不動産購入者が、契約を結ぼうとする数日前に85万カナダドルしか融資が受けられなくなった例を挙げた。

同社長は「突然残りの15万カナダドルを調達しなければならなくなる」と指摘。融資契約を進めている案件の最大5%にリスクがあると推定しており、1年前には聞いたことがない事態だと述べた。

カナダ不動産鑑定協会のトップを務めたこともある不動産鑑定士で、住宅ローンの仲介も手掛けるダン・ブリュワー氏は「銀行は明らかに融資基準を引き締めている」と語る。1カ所からの融資では資金が足りないため、2カ所目からの融資を必要とする購入者が増えていると付け加えた。

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