January 11, 2019 / 4:05 AM / 9 months ago

カナダ勢、TPP弾みに日本牛肉市場の攻略目指す

 1月10日、東京の在日カナダ大使館では前月、カナダ産牛肉の魅力を伝えるイベントが開かれた。写真はカナダ産牛肉。カナダのカルガリーで2012年10月撮影(2019年 ロイター/Todd Korol)

[ウィニペグ(カナダ・マニトバ州) 10日 ロイター] - 東京の在日カナダ大使館では前月、カナダ産牛肉の魅力を伝えるイベントが開かれた。参加者は例年の30─40人を大幅に上回る126人に上り、関心の高さをうかがわせた

カナダ、日本、オーストラリアを含む11カ国が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)は12月30日に国内手続きを完了した6カ国で発効。カナダの輸出業者はとりわけ、牛肉、豚肉、小麦、キャノーラ油に対する日本の輸入関税が引き下げられることに期待感を示している。

日本の牛肉輸入量は世界で3番目、小麦輸入量は同7番目に大きく、軟らかいパンや牧草ではなく穀物で育てた牛肉を好む国内消費者の嗜好に合わせた最高品質の食材を輸入業者が買い付けることも多い。

カナダにとってTPPは、日本市場におけるシェアを米国から奪う絶好の機会となる。TPPから離脱した米国は牛肉加工会社のタイソン(TSN.N)やナショナル・ビーフがシェアを失う可能性があり、カナダの穀物輸出業者リチャードソン・インターナショナルとビテラ[VILC.UL]は地位を高めるかもしれない。

先月のカナダ大使館でのイベントでカナダ畜牛協会(CCA)の幹部デニス・レイクラフト氏は「これまでにないほど関心は高い」とコメント。同氏によると、カナダ産牛肉を試食した参加者には米会員制卸売り大手コストコ・ホールセール・グループ(COST.O)や米穀物商社大手カーギル[CARG.UL]、ブラジル食肉大手JBS[JBSS3.SA]のそれぞれの日本法人の買い付け担当が含まれたという。

カーギルは文書で、米国のTPP参加を訴えた。タイソンの広報担当は、同社の競争力維持のため、米国と日本が2国間協定を締結することを望むとした。

一方、カナダのアルバータ州の食肉加工会社ハーモニー・ビーフは昨年、日本での販売認可をカナダと日本の当局に申請。来月に初出荷を控えており、生肉と冷凍肉合わせて約2万3600キロを日本市場で販売することとなる。

カナダの牛肉輸出において日本は米国に次ぐ第2の市場だが、2018年1─10月の輸出量は2万7000トンと、米国の日本向け牛肉輸出の1カ月分にとどまっている。 カナダは穀物で育てられた牛肉の輸出量では米国に次ぐ世界第2位だ。

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