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カナダ、中国企業による北極圏金鉱企業買収で安全保障上の審査へ

[トロント 15日 ロイター] - カナダ北極圏に金山を持つカナダの鉱山企業TMACリソーシズTMR.TOは15日、中国国有の産金大手、山東黄金集団600547.SS1787.HKによる買収計画について、カナダ政府が国家安全保障上の審査を指示したと明らかにした。

山東黄金は5月に2億3000万カナダドル(1億6500万米ドル)での買収を提案し、TMACの株主は6月にこれを承認したが、カナダ政府の承認はまだ得られていない。

TMACは声明で、買収は「カナダに大きなメリットとなり、安全保障上のリスクはもたらさない」と強調した。

同社の広報担当者はこれ以上のコメントを差し控えた。カナダ政府で外国からの投資を管轄する部署はコメント要請に応じていない。

TMACのホープベイ金山がある北極圏のヌナプト準州は、気候変動の影響で航路や資源へのアクセスがより容易になるなど戦略上重要な地域となりつつあるため、専門家らはカナダ政府が買収を阻止する可能性を指摘していた。

TMACによると、カナダ政府による審査には最長90日かかり、これによって売却完了は遅れる可能性がある。

カナダ政府は2018年に中国国有建設企業によるカナダの同業アイコン・グループARE.TOの買収計画を阻止したことがある。

中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長をカナダ政府が2018年に拘束して以来、両国間の緊張は高まっている。

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